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Q 下肢虚血性疾患や心筋こうそくの患者さんに移植する血管内皮前駆細胞(EPC)を、体外で培養して増やしてから移植すれば効果的な治療が可能になるとのことですが、たくさんの細胞を移植できるということの他に、どのような利点があるのでしょうか。また、欠点はまったくないのでしょうか
A 体外で培養した細胞を移植することによる血管再生治療は、まだ基礎研究段階ですが、その目的を一言でいいますと、現在臨床試験で行っている治療の「効果と安全性」をさらに高めていくことです。
細胞を体外で培養し、その数を増加させることができれば、治療効果を高めることができます。また、現行の臨床試験で投与されている薬(骨髄の幹細胞を血液中に動員させる薬)や幹細胞を採取する処置(アフェレーシス)も不要になり、治療をより簡便にできる可能性があります。投薬が減れば、副作用の心配も軽減されます。一方で、細胞を加工する過程で人体に悪影響をおよぼす変化が生じないか、安全性を厳重にチェックしながら、研究を進めています。

回答者 先端医療センター 再生医療研究部  川本篤彦

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