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放射性物質(放射性同位元素)は時間とともに壊れて無くなって行きます。実は,壊れるときに放射線が出るのです。無くなる速さは放射性同位元素の種類によって違い、半分になる時間を半減期といいます。PETで使う放射性同位元素の半減期は種類によりますが2分−2時間と非常に短いため、現在は市販されておらず、使う直前に自分で作らねばなりません。PET用の放射性同位元素を作るためには、サイクロトロンという大きな装置が必要で、多くの場合増改築が必要です。また、患者さんに投与する薬を作るわけですから、部屋の設計から運用も含めて品質管理には万全を期する必要があります。したがって、コストがかかり専門家も必要なので、どこの病院でもできるというわけには行きません。現在わが国では60ほどの医療機関でPET検査が行われています。
PET検査と似た検査にSPECT検査やシンチグラフィー検査がありますが、使う放射性同位元素の種類が違い、半減期も6時間−3日と比較的長いので、メーカーから放射性医薬品(薬として認可されているので医薬品という)として発売されています。したがって、病院はSPECTカメラだけを設置し、放射性医薬品を購入して使えばよいので、SPECT検査は広く普及しています。しかし、SPECT検査ではブドウ糖や酸素の取り込みを画像化することができません。
回答者 先端医療センター 映像医療研究部 千田道雄
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